京都駅から、電車やバスを利用して約30分ほどにある「清水寺」。寺社仏閣を楽しみながら散策するなら「八坂神社~清水寺」のルートがおすすめ!
このエリアは、伝統的な町家やお土産店、茶屋が並び、古都・京都の情緒を感じることができる観光スポットとして、とても人気があります。
歴史ある建物やお店を楽しみながら、石畳を歩いて清水寺や八坂の塔を訪れる散策コースを、紅葉シーズンのライトアップ情報を交えながら、ご紹介します。
八坂神社から清水寺までの「観光ルート」

清水寺~八坂神社へとつなぐ道は、観光スポットとして人気があります。
八坂神社と清水寺は、徒歩で10~15分ほどの距離に位置しており、古くからこの2つの場所を巡る参拝ルートが親しまれています。
八坂神社を参拝した後、清水寺に向かう道中には、二年坂や産寧坂といった風情ある坂道があり、京都の歴史や風情を感じながら巡ることができます。
\おすすめ観光ルート/
「八坂神社」→「ねねの道」→「高台寺」→「二年坂・産寧坂」→「清水寺」
【八坂神社】すさのおのみこと

八坂神社は、厄除けや病気平癒を祈願する神社として、多くの人々が参拝しています。平安時代には、都を疫病や災厄から守る守護神として信仰を集めていました。
朱塗りの西楼門から本殿、四季折々の美しい風景や祇園祭などの行事も楽しめます。疫病退散や厄除けのお守りが有名で、御朱印やお守りが人気のスポットです。
\高台寺の見どころ/
西楼門(にしろうもん)・本殿・御朱印とお守り・桜と紅葉の名所
八坂神社とは?
八坂神社の主祭神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)で、日本神話に登場する強力な神であり、嵐や疫病を鎮める神として崇められています。
本殿の中に祀られています。この本殿は、「祇園造(ぎおんづくり)」と呼ばれる独特の建築様式で、国の重要文化財に指定されています。
かつては祇園社と呼ばれていた八坂神社。「八坂(やさか)」の名前の由来にはいくつかの説があります。
①八つの坂を意味する説
「八坂」は「八つの坂」という意味があるとされています。この説によると、八坂神社周辺にはいくつかの坂があり、それが名前の由来になったのではないかと言われています。
②「栄える」「繁栄する」という説
「八坂(やさか)」という名前は、音の響きから「栄える」「繁栄する」という意味を持つとされています。
これは、神社の主祭神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)が疫病や厄災を退け、都を守護することで繁栄をもたらす神とされているため、その神徳に基づいて名付けられた可能性もあります。
【高台寺】秀吉と妻(北政所)ゆかりの地

清水寺から、風情のある街並みを歩くこと、約10分。
豊臣秀吉の没後、彼を弔うために妻の北政所(後の高台院)が建立したとされる「高台寺」。歴史的な背景と美しい庭園、文化財で知られています。
季節ごとの美しい風景や夜間のライトアップも人気で、特に秋の紅葉の時期には多くの観光客が訪れます。
開山堂は、秀吉を祀るために建てられたもので、秀吉の木造坐像が安置されています。
霊屋(おたまや)は、豊臣秀吉と北政所の位牌を安置するために建てられた建物で、金箔がふんだんに使われ、重要文化財にも指定されています。
\高台寺の見どころ/
方丈庭園・茶室「傘亭」と「時雨亭」・紅葉
【ライトアップ期間】2024年10月21日(月)〜12月11日(日) 17:30~21:30
| 住所(アクセス) | 京都市東山区高台寺下河原町526番地(京阪祇園四条駅下車徒歩約10分) |
| 電話番号 | 075-561-9966 |
| ホームページ | https://www.kodaiji.com/ |
| 拝観時間 | 拝観9:00~17:30(受付終了17:00) ※夜間拝観は変動あり。 拝観料 大人600円 年中無休 |
方丈庭園

高台寺の庭園は、秋の紅葉の名所として特に有名です。
庭園全体が紅葉で覆われ、その美しさは息を呑むほどです。また、夜間には庭園の紅葉がライトアップされ、幻想的な雰囲気が漂います。
今年は、北政所ねねの没後四百年を迎えることから、方丈前庭「波心庭」でのプロフェクションマッピングもより一層華やかな内容になるようです。
茶室「傘亭」と「時雨亭」
高台寺には、千利休の茶の湯を象徴する二つの茶室、「傘亭」と「時雨亭」があります。
これらの茶室は、、秀吉にお茶を入れていた小堀遠州(千利休の弟子)が手掛けた茶室です。
茶道体験も行っていますが、事前予約が必要です。1週間前までに、高台寺に必要事項をFAXしてお申し込みください。詳しくはホームページで確認しましょう。
二寧坂(二年坂)・産寧坂(三年坂)

二寧坂と産寧坂は、石畳の坂道で、高台寺方面から清水寺への参拝道としても知られています。どちらも石畳の坂道と、木造町家の建物が美しいエリアで、カフェや雑貨屋さんも並んでいます。
歩いているだけで、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わうことができます。
昔ながらの京都らしい建物やお店が多く残っているので、観光客が多く訪れ、写真撮影スポットとしても人気です。
\足元には注意して歩こう/
二寧坂で転ぶ →「二年以内に災いがくる」
産寧坂で転ぶ →「三年以内に死ぬか、三年寿命が縮む」
二寧坂(二年坂)とは?
産寧坂の手前にあることから、二寧坂と呼ばれています。二寧坂の由来は、諸説あります。
平安時代に建立された「清水寺の2年後に坂が完成した」という説や、2年目に入ったばかりの女性がここを転ぶと「災いが起こる」という説などの古い言い伝えもあります。
伝統工芸品やお菓子を扱うお店、京都ならではのスイーツを提供するカフェがあります。観光の途中で休憩したり、お土産を探すのにもオススメな場所です。
産寧坂の由来

この石畳みの坂には、昔ながらの言い伝えがあります。諸説ありますが、急な坂道なので足元には、注意して歩きましょう。
①「やすらかな出産ができるように」
清水寺の塔頭・泰産寺の「子安塔」に安産信仰があり、「やすらかな出産ができるように」と、この坂を通って清水寺に安産祈願をする人が多かったことから、この名が付いたと言われています。
②「三年以内に死ぬか、三年寿命が縮む」
これは、かつてこの坂が埋葬地「鳥辺野(とりべの)」へ通じていたために生まれた言い伝えで、江戸時代の半ばには広く信じられていたそうです。
「坂道では足元に気をつけよう」との意味もこめられているとされています。
「転んで抜けた魂を瓢箪(ひょうたん)が戻してくれる」というおまじないから、今も産寧坂のふもとでは瓢箪屋さんがあります。
【清水寺】清水の舞台からの景色は圧巻
「清水寺」の見どころ

清水寺は、京都を代表する観光名所で、特にその壮大な木造建築や美しい景観で有名です。
さらに、四季折々の美しい風景とともに、日本の文化や信仰の深さを感じることができる場所です。特に秋の紅葉シーズンは、ライトアップされるので、幻想的な景色になります。
「清水の舞台」や「音羽の滝」など、清水寺の魅力を詳しく紹介します。
\清水寺の見どころ/
清水の舞台・音羽の滝・地主神社・本堂(国宝)・紅葉
【ライトアップ期間】2024年11月18日(月)〜11月30日(土) 17:30~21:30
| 住所(アクセス) | 京都市東山区清水1丁目294(京阪清水五条駅下車徒歩約25分) |
| 電話番号 | 075-551-1234 |
| ホームページ | https://www.kiyomizudera.or.jp/ |
| 参拝時間 | 開門6:00~18:00(季節によって変動あり) 拝観料 大人300円 年中無休 |
清水の舞台

清水寺で最も有名なのが、「清水の舞台」として知られる本堂の前にある広大な木造の舞台。
清水の舞台は高さ約13メートルの崖の上に位置し、釘を一切使用せずに組み上げられた伝統的な建築技術が特徴です。
「清水の舞台から飛び降りる」という日本のことわざは、ここから来ています。かつては、ここから飛び降りて生き延びれば願いが叶うと信じられていました。
舞台からは京都市内を一望でき、特に春の桜や秋の紅葉のシーズンは絶景です。夜間ライトアップが行われ、幻想的な風景を楽しむことができます。
音羽の滝

清水寺の名前の由来にもなっている「音羽の滝」は、本堂の下にあり、参拝者にとっても重要なスポットです。
この滝の水は、古くから「清らかな水」として信仰されており、現在でも参拝者がその水を飲むことで健康、学業、恋愛などの願いが叶うとされています。
滝は三つの筋に分かれて流れています。
それぞれの水流には「長寿」「恋愛成就」「学業成就」のご利益があるとされており、参拝者は柄杓(ひしゃく)で自分が望む水流を選んで飲むことができます。
ただし、欲張ってすべての水流を飲むのは避けたほうが良いと言われています。
地主神社

清水寺の境内に、縁結びで有名な「地主神社」があります。恋愛成就を願う女性を中心に人気が高く、全国から多くの参拝者が訪れます。
恋愛の運勢を占う「恋占いの石」があり、目を閉じて約18メートルある、石から石へと無事に歩いてたどり着くことができれば、恋が成就するとされています。
ライトアップ期間(2024年)

| 季節 | 日程 | 時間 |
|---|---|---|
| 春 | 3月23日~3月31日 | 開門時間延長(21:30まで) |
| 夏 | 8月14日~16日(千日詣り) | 本堂内々陣特別拝観 |
| 秋 | 11月18日~11月30日 | ライトアップ時間 17:30~21:30 拝観時間延長(21:30まで) |
清水寺の夜間特別拝観は予約不要です。
清水寺は四季を通じて美しい景観を楽しむことができる場所としても知られています。ライトアップ時期にあわせて、旅行の計画をたてたいですね。
【春】 桜が清水寺の周囲を彩り、舞台から眺める桜の景色は圧巻
【夏(新緑)】 新緑の季節には、青々とした木々が清水寺を包み込み、涼しげな風景が広がる
【秋(紅葉)】 秋の紅葉シーズンは清水寺が最も美しい時期の一つです。境内一帯が赤や黄色に染まり、特に夕方からのライトアップでは幻想的な風景を楽しめる
【冬(雪景色)】 雪が積もった清水寺もまた違った趣があります。白銀に包まれた静かな清水寺は、厳かで荘厳な雰囲気が漂う
【番外編】京都霊山護国神社

高台寺から清水寺まで行く道中に、「二年坂」と「維新の道」の二手にわかれる道があります。維新の道を歩いた先にあるのが、京都霊山護国神社。
京都市東山区にある歴史的な神社で、主に幕末・明治維新に関わる志士たちを祀っていることで有名です。
\京都霊山護国神社の見どころ/
坂本龍馬・中岡慎太郎など
幕末の志士や明治維新に貢献した人々が祀られている
坂本龍馬(さかもとりょうま)や中岡慎太郎(なかおかしんたろう)など、幕末維新に尽力した志士たち約1,400名が祀られています。
龍馬と慎太郎は、共に暗殺された後、この霊山に葬られました。毎年、彼らの命日にあたる11月15日には、多くのファンが集まり、慰霊祭が行われます。
特に桜や紅葉の季節には、自然の美しさと共に、京都の街並みを見渡せるため、静かで落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。
| 住所(アクセス) | 京都市東山区清閑寺霊山町1(京阪祇園四条駅下車徒歩約20分) |
| 電話番号 | 075-561-7124 |
| ホームページ | http://gokoku.or.jp/ |
| 参拝時間 | 開門8:00~17:00(入山受付9:00) 拝観料 大人300円 年中無休 |
霊山歴史館

霊山護国神社のすぐ隣には、幕末維新の歴史を紹介する「霊山歴史館」があります。この博物館では、幕末維新に関わる貴重な資料や武具、書簡などが展示されています。
祈願・御朱印
歴史にちなんだ志士守りや、龍馬にちなんだお守りなどが頒布されています。また、御朱印も人気で、龍馬や維新の志士に敬意を表して参拝する多くの人々が御朱印を受け取ります。
まとめ

京都の東山エリアは、観光ルートとして人気があります。秋の紅葉シーズンになると、ライトアップされてとても幻想的になります。
歴史ある建物やお店を楽しみながら、石畳を歩いて清水寺や八坂の塔を訪れる散策コースは、京都観光するのに一度は行っておきたいスポットです。
清水寺は、清水の舞台や音羽の滝、縁結びの地主神社など、多くの見どころがあるため、初めて訪れる人もリピーターも飽きることなく楽しめます。
季節ごとに雰囲気が異なるので、歴史を感じながら散策してみませんか?

